ゴータマ・ブッダが説く「わが教えにおいて禅定は真髄ではない。」アッサジ経 part③まとめ 相応部経典から 番外編[禅定について]
⇑ 前回の続きです。 今回は、「禅定を獲得できなかったことへの不行儀と後悔を釈尊へ告白する場面」のまとめになります。 アッサジ経 (Assaji-sutta) パーリ仏典 第三期5 相応部 蘊篇 蘊相応第九 長老の章 大蔵出版p436~ 受を知る(ゴータマ・ブッダ曰く) もしかれが楽受を感受するな... 続きをみる
インドのブログ記事
インド(ムラゴンブログ全体)ゴータマ・ブッダが説く「わが教えにおいて禅定は真髄ではない。」アッサジ経 part③まとめ 相応部経典から 番外編[禅定について]
⇑ 前回の続きです。 今回は、「禅定を獲得できなかったことへの不行儀と後悔を釈尊へ告白する場面」のまとめになります。 アッサジ経 (Assaji-sutta) パーリ仏典 第三期5 相応部 蘊篇 蘊相応第九 長老の章 大蔵出版p436~ 受を知る(ゴータマ・ブッダ曰く) もしかれが楽受を感受するな... 続きをみる
ゴータマ・ブッダが説く「わが教えにおいて禅定は真髄ではない。」アッサジ経 part② 相応部経典から 番外編[禅定について]
前回の続きです。 今回は、アッサジ比丘の語る「禅定を獲得できなかったことへの不行儀と後悔を釈尊へ告白する場面」になります。 アッサジ経 (Assaji-sutta) パーリ仏典 第三期5 相応部 蘊篇 蘊相応第九 長老の章 大蔵出版p431~ ーーーーーーーーーーーーー 「尊師よ、以前、私は、病気... 続きをみる
ゴータマ・ブッダが説く「わが教えにおいて禅定は真髄ではない。」アッサジ経 part1 相応部経典から 番外編[禅定について]
⇑前回の続きです。 今回から八正道の中に、(禅定、正定は入っている、欲を離れるためには必要であるが、~前回の話)‘’禅定は仏教の真髄ではない‘’というお経をご紹介したいと思います。 アッサジ経 (Assaji-sutta) パーリ仏典 第三期5 相応部 蘊篇 蘊相応第九 長老の章 大蔵出版p428... 続きをみる
ゴータマ・ブッダが説く、欲を捨てるタイミング 中部経典14 小苦蘊経から PART② ゴータマ・ブッダ御自身の場合 番外編[禅定について]
前回の続きです。⇑ 今回はゴータマ・ブッダその人ご自身の正定、禅定体験の告白です。 中部経典 第114 小苦蘊経 (Cūladukkhakkhandha-sutta) 片山一良訳 大蔵出版 中部① p251~ マハーナーマよ、私も覚る以前(成道以前)、まだ正しい覚りを得ていない菩薩であったとき、... 続きをみる
ゴータマ・ブッダが説く、欲を捨てるタイミング 中部経典14 小苦蘊経から PART1 番外編[禅定について]
⇩今まで感受(感覚)の楽味(長所)、危難(欠点)、出離の事、いわゆる心の集中の先にある、人間の持つ眼耳鼻舌身の感覚器官を超えた「禅定」、その楽味(長所)、危難(欠点)、出離について述べて来ました。 ゴータマ・ブッダが説く「感受(感覚)の楽味とは何か?」四聖諦を理解するために。「苦Dukkhaドゥッ... 続きをみる
ゴータマ・ブッダが説く「感受(感覚)の出離とは何か?」四聖諦を理解するために。「苦Dukkhaドゥッカ」の意味とは?大苦蘊経 PART16[次第説法49 感受(感覚)の出離]
⇑前回の続きです。今回は感受(感覚)の出離nissaran.aについてです。 パーリ語仏典 中部経典第13 大苦蘊経(mahaa dukkha khanda sutta) 片山一良訳 大蔵出版 P248~から引用 感受の出離 つぎに、比丘たちよ、もろもろの感受の出離とは何か。 比丘たちよ、 ①もろ... 続きをみる
ゴータマ・ブッダが説く「感受(感覚)の危難(欠点)とは何か?」四聖諦を理解するために。「苦Dukkhaドゥッカ」の意味とは?大苦蘊経 PART15[次第説法48 感受(感覚)の危難(欠点)]
⇑前回の続きです。感受(感覚)の危難(欠点)について。 パーリ語仏典 中部経典第13 大苦蘊経(mahaa dukkha khanda sutta) 片山一良訳 大蔵出版 P247~から引用 感受の危難aadiinava 「つぎに、比丘たちよ、もろもろの感受の危難とは何か。 比丘たちよ、感受は無常... 続きをみる
ゴータマ・ブッダが説く「感受(感覚)の楽味とは何か?」四聖諦を理解するために。「苦Dukkhaドゥッカ」の意味とは?大苦蘊経 PART14[次第説法47 感受(感覚の楽味])の楽味]
前回の続きです。 パーリ語仏典 中部経典第13 大苦蘊経(mahaa dukkha khanda sutta) 片山一良訳 大蔵出版 P246~から引用 感受の楽味 「つぎに、比丘たちよ、もろもろの感受の楽味とは何か。 比丘たちよ、ここに、比丘は、もろもろの欲を確かに離れ、もろもろの不善の法を離れ... 続きをみる
ゴータマ・ブッダが説く「色(物質、容姿)の危難とは何か?②」四聖諦を理解するために。「苦Dukkhaドゥッカ」の意味とは?大苦蘊経 PART12[次第説法45 色(物質、容姿)の危難]
↑ 前回の続きです。 今回も、「色(物質、容姿)の危難②」についてです。 パーリ語仏典 中部経典第13 大苦蘊経(mahaa dukkha khanda sutta) 片山一良訳 大蔵出版 P24~から引用 「また、比丘たちよ、その同じ女性が死体で墓場に捨てられ、死後一日、あるいは死後二日、あるい... 続きをみる
ゴータマ・ブッダが説く「色(物質、容姿)の危難とは何か?①」四聖諦を理解するために。「苦Dukkhaドゥッカ」の意味とは?大苦蘊経 PART11[次第説法44 色(物質、容姿)の危難]
↑ 前回の続きです。 今回は、「色(物質、容姿)の危難」についてです。 パーリ語仏典 中部経典第13 大苦蘊経(mahaa dukkha khanda sutta) 片山一良訳 大蔵出版 P243~から引用 色の危難 「つぎに、比丘たちよ、もろもろの色の危難とは何か。ここに比丘たちよ、 その同じ女... 続きをみる
ゴータマ・ブッダが説く「色(物質、容姿)の楽味とは何か?」四聖諦を理解するために。「苦Dukkhaドゥッカ」の意味とは?大苦蘊経 PART10[次第説法43 色(物質、容姿)の楽味]
↑前回の続きです。 今までは↓ 一方に坐ったポッカラサーティ・バラモンに、世尊は、順々の話[次第説法]をされた。 すなわち、布施の話、戒の話、天の話、もろもろの欲望における危難、卑劣・汚れを、離欲における功徳を説明された。 世尊は、ポッカラサーティ・バラモンが従順な心になり、柔和な心になり、障りの... 続きをみる
まとめ 四聖諦を理解するために。「苦Dukkhaドゥッカ」の意味とは?大苦蘊経 PART8[次第説法41 欲の欠点、危難]
今までのまとめです。まず↓ 仏教で言うところの「人間が得る欲の楽味、楽しみ」とは何か?四聖諦を理解するために。「苦Dukkhaドゥッカの意味とは?」大苦蘊経 PART2[次第説法34 欲の楽味、楽しみ①] - インド最初期仏教への誘い ここで、ゴータマ・ブッダは、人間の欲の楽しみとは何か?と規定し... 続きをみる
「未来の苦」を作り出す元は現世の欲(kaama)。四聖諦を理解するために。「苦Dukkhaドゥッカ」の意味とは?大苦蘊経 PART7[次第説法40 欲の欠点、危難]
↑前回の続きです。 人間が生活をし、時に余暇を楽しむためには(=人間が持つ眼、耳、鼻、舌、身という感覚器官から喜びを得るためには)、煩わしいリスクを同時に受けなければならない、また来世へのリスクも同時に受けなければならないという事の考察が続きます。 パーリ語仏典 中部経典第13 大苦蘊経(maha... 続きをみる
国家権力を持たない庶民、盗賊が欲のために犯罪を犯すと、時の国王に処刑される。四聖諦を理解するために。「苦Dukkhaドゥッカ」の意味とは?大苦蘊経 PART6[次第説法39 欲の欠点、危難]
↑ 前回の続きです。 人間が生活をし、時に余暇を楽しむためには(=人間が持つ眼、耳、鼻、舌、身という感覚器官から喜びを得るためには)、煩わしいリスクを同時に受けなければならないという事の考察が続きます。 パーリ語仏典 中部経典第13 大苦蘊経(mahaa dukkha khanda sutta)片... 続きをみる
↑ 前回の続きです。 人間が生活をし、時に余暇を楽しむために(=人間が持つ眼、耳、鼻、舌、身という感覚器官から喜びを得るために)は、煩わしいリスクを同時に受けなければならないという事の考察が続きます。 パーリ語仏典 中部経典第13 大苦蘊経(mahaa dukkha khanda sutta)片山... 続きをみる
「人間が得る欲の危難(障害、煩わしさ)とは何か?」『意見の違い、衝突』 四聖諦を理解するために。「苦Dukkhaドゥッカ」の意味とは?大苦蘊経 PART4[次第説法37 欲の欠点、危難]
人間が生活をし、時に余暇を楽しむために(=人間が持つ眼、耳、鼻、舌、身という感覚器官から喜びを得るために)は、煩わしいリスクを同時に受けなければならないという事の考察が続きます。 ↑ 前回の続きです。 パーリ語仏典 中部経典第13 大苦蘊経(mahaa dukkha khanda sutta)片山... 続きをみる
仏教で言う「人間が得る欲の危難(障害、煩わしさ)」とは何か?四聖諦を理解するために。「苦Dukkhaドゥッカ」の意味とは?大苦蘊経 PART3[次第説法36 欲の欠点、危難]
↑ 前回の続きです。 パーリ語仏典 中部経典第13 大苦蘊経(mahaa dukkha khanda sutta)片山一良訳 大蔵出版 P237から引用 欲(kaama)の危難 (障害、煩わしさ) 「つぎに、比丘たちよ、もろもろの欲の危難(障害、煩わしさ)とは何か? 比丘たちよ、ここに善家の息子は... 続きをみる
仏教で言うところの「人間が得る欲の楽味、楽しみ」とは何か?四聖諦を理解するために。「苦Dukkhaドゥッカの意味とは?」大苦蘊経 PART2[次第説法34 欲の楽味、楽しみ①]
↑この前回の続きです。 パーリ語仏典 中部経典第13 大苦蘊経(mahaa dukkha khanda sutta)片山一良訳 大蔵出版 P237から引用 欲の楽味 「比丘たちよ、もろもろの欲の楽味とは何か。比丘たちよ、つぎのような五種の欲妙があります。五とは何か。 眼によって識(し)られる、好ま... 続きをみる
仏教で言う「苦 Dukkhaドゥッカ」とは何か?四聖諦を理解するために。大苦蘊経 PART1[次第説法33 欲の欠点、危難⑧ 離欲の利点、功徳⑥]
一方に坐ったポッカラサーティ・バラモンに、世尊は、順々の話[次第説法]をされた。 すなわち、布施の話、戒の話、天の話、もろもろの欲望における危難、卑劣・汚れを、離欲における功徳を説明された。 世尊は、ポッカラサーティ・バラモンが従順な心になり、柔和な心になり、 障りのない心になり、向上する心になり... 続きをみる
【超重要】サーリプッタ尊者が説く「初めての方のための仏教の学び方」これだけ理解すればまず仏教は十分。PART3 本編[次第説法32 欲の欠点、危難⑦ 離欲の利点、功徳⑤]
前回の続き、まとめ、PART3です。 デーヴァダハ経 (Devadaha-sutta)相応部経典5 蘊(うん)相応 ナクラピターの章 片山一良訳 大蔵出版 P54~ から引用 友らよ、もし もろもろの不善法をそなえて住む者(五蘊ごうん= 色、受、想、行、識に対して欲、貪りを離れていない者)に、現... 続きをみる
【超重要】サーリプッタ尊者が説く「初めての方のための仏教の学び方」これだけ理解すればまず仏教は十分。PART2 本編[次第説法31 欲の欠点、危難⑥ 離欲の利点、功徳④]
前回の続き、PART2です。 デーヴァダハ経 (Devadaha-sutta)相応部経典5 蘊(うん)相応 ナクラピターの章 片山一良訳 大蔵出版 P48~ から引用 尊者サーリプッタはこのように言った。 「友らよ、種々の国に行った比丘に質問をする者たちがいます。 王族の賢者たちもいます。 バラ... 続きをみる
【超重要】サーリプッタ尊者が説く「初めての方のための仏教の学び方」これだけ理解すればまず仏教は十分。PART1 導入編[次第説法30 欲の欠点、危難⑤ 離欲の利点、功徳③]
一方に坐ったポッカラサーティ・バラモンに、世尊は、順々の話[次第説法]をされた。 すなわち、布施の話、戒の話、天の話、もろもろの欲望における危難、卑劣・汚れを、離欲における功徳を説明された。 世尊は、ポッカラサーティ・バラモンが従順な心になり、柔和な心になり、 障りのない心になり、向上する心になり... 続きをみる
【決定版】ブッダが説く、悩み、苦しみの根本的原因とその解決法とは?PART2[次第説法29 欲の欠点、危難④ 離欲の利点、功徳②]
前回の続きのまとめです。 今回は仏教で、心の構成要素として分析している四つの分類、 受 感覚のこと。楽しい感覚、苦しい感覚、どちらでもない感覚など。 想 概念、印象。映像、赤、白、黄色などの色の識別など。 行 エネルギー、形成力。やる気、気持ち。例えば毎日ラジオ体操、ラジオ語学番組を聞こうと決意し... 続きをみる
ブッダが説く「これ以上為してはならぬ一つの事とは?」[次第説法27 戒の話②]
一方に坐ったポッカラサーティ・バラモンに、世尊は、順々の話[次第説法]をされた。 すなわち、布施の話、戒の話、天の話、もろもろの欲望における危難、卑劣・汚れを、離欲における功徳を説明された。 世尊は、ポッカラサーティ・バラモンが従順な心になり、柔和な心になり、 障りのない心になり、向上する心になり... 続きをみる
ゴータマ・ブッダが一般人に薦める五つの戒め[次第説法26 戒の話①]
↑この続きです。 一方に坐ったポッカラサーティ・バラモンに、世尊は、順々の話[次第説法]をされた。 すなわち、布施の話、戒の話、天の話、もろもろの欲望における危難、卑劣・汚れを、離欲における功徳を説明された。~ もろもろの仏が自ら称賛する法の教えをすなわち、 苦・集・滅・道 [苦 ・苦の生起・苦の... 続きをみる
歴史上に存在されていたとするブッダは如何にご自分の教え(仏教)を在家一般人に教えたのか?現存最古層の経典群から探ってみる。次第説法1[次第説法 概要その①]
世の中には、様々な宗教があり、その中でも仏教にも初期から後期にかけて様々な教え、経典群が残って現存しています。 その中でも現上座仏教教団(スリランカ タイ ミャンマー等)が現在でも保持しておりますパーリ語で遺された聖典、経蔵からその教えをご紹介したいと思います。 基本的にパーリ語経典と言いましても... 続きをみる