在家一般人のみを説法対象とした処世訓的なシンガーラ経(Singala-sutta) 別名「六方礼経」の概略[次第説法16 布施③]
この回でご紹介した在家一般人のみを説法対象とした処世訓的な、シンガーラ経 (Singala-sutta) 別名「六方礼経」の概略をご紹介したいと思います。 (シンガーラ経 長部パーリ仏典5 片山一良訳 大蔵出版P20〜 梗概 シンガーラ経 (Singala-sutta) 別名「六方礼経」 本経は、... 続きをみる
在家一般人のみを説法対象とした処世訓的なシンガーラ経(Singala-sutta) 別名「六方礼経」の概略[次第説法16 布施③]
この回でご紹介した在家一般人のみを説法対象とした処世訓的な、シンガーラ経 (Singala-sutta) 別名「六方礼経」の概略をご紹介したいと思います。 (シンガーラ経 長部パーリ仏典5 片山一良訳 大蔵出版P20〜 梗概 シンガーラ経 (Singala-sutta) 別名「六方礼経」 本経は、... 続きをみる
https://cattaariariyasaccaani.muragon.com/entry/3.html 「アーナンダよ、他の者に法を説くことは容易でありません。 アーナンダよ、他の者に法を説こうとするならば、内に五法を確立して、他の者に法を説くべきです。 五とは何か? ①私は順々の話(次第説... 続きをみる
↑で記載されています、 世尊は、順々の話[次第説法]をされた。 すなわち、布施の話、戒の話、天の話、もろもろの欲望における危難、卑劣・汚れを、離欲における功徳を、〜四聖諦を説き示された。 この次第説法の最後に四聖諦を説くための導入部分に当たる「布施」について今回ご紹介してみたいと思います。 一般的... 続きをみる
預流道果になった人の残っている苦(dukkha)はあとどれくらいあるのか?[次第説法13 四聖諦⑤]
↑この続きです。 一旦、四聖諦を現観して、洞察して、四聖諦を了解している人に、あと残っている苦はどれくらいなのか?というパーリ語経典のご紹介です。 相応部経典 第二 現観相応 P497 〜から引用 片山一良訳 大蔵出版 Ⅰ 爪先経 (Nakhasikhā-sutta) (74)このように私は聞... 続きをみる
預流道果(一番最初の聖者に仲間入り)に到達するとその後その人間はどうなるのか?ゴータマ・ブッダが比丘達に説く。[次第説法12 四聖諦④]
↑ 前々回の補足になりますが、如何に四聖諦の理解が最も大事か?「他の多数の仏教経典や仏教知識を知っていても、四聖諦を知って理解していなければ意味がない」とゴータマ・ブッダは主張されているようですが、 次第説法の最後の項目である、その四聖諦を正しい智慧で、在家一般人も出家修行僧も見るならば、その人間... 続きをみる
ゴータマ・ブッダ曰く「四聖諦を理解する事とは、沙門バラモン中の沙門バラモンである。」〜次第説法11[次第説法 四聖諦③]
前回の補足です。 前回「いくら他の仏教知識を学び、知っていても 四聖諦を知って本当に理解していないならば、それは意味が無い。」的な雲や雨の喩えだったと思うのですが、 では歴史上の人物であったとされるゴータマ・ブッダは四聖諦の重要度を他の経典ではどう話されていたのでしょうか? ( 原始仏典 如是語経... 続きをみる
ゴータマ・ブッダの主張「他の多数の仏教知識を知っていても、四聖諦を知って理解していなければ意味はない。」次第説法10[次第説法 四聖諦②]
↑ 前回の補足なりますが、今回は如何に四聖諦の理解が最も大事か?「他の多数の仏教経典や仏教知識を知っていても、四聖諦を知って理解していなければ意味がない」と言うゴータマ・ブッダの説法をご紹介します。 手元に古い訳文しかないので、すみませんがそれを引用致します。 (南伝大蔵経 増支部経典 第四集 第... 続きをみる
やはり、パーリ語経典の中には次第説法の詳しい記述はありませんでした。次第説法9[次第説法 概要⑨]
では次第説法についてもう少し調べてみますと、(仏教辞典 パユットー著 野中耕一訳から引用。) 次第説法 (Anupubbi kathaa : progressive sermon graduated sermon subjects for gradualinstruction) 順次話すこ... 続きをみる