次第説法についての後世成立の註釈書から短い補足。次第説法3[次第説法 概要その③]
前回の続きの補足です。 「一方に坐ったポッカラサーティ・バラモンに、世尊は、順々の話✽1[次第説法]をされた。 すなわち、布施の話、戒の話、天の話、もろもろの欲望における危難、卑劣・汚れを、離欲における功徳を説明された。 世尊は、ポッカラサーティ・バラモンが従順な心になり、柔和な心になり、 障りの... 続きをみる
次第説法についての後世成立の註釈書から短い補足。次第説法3[次第説法 概要その③]
前回の続きの補足です。 「一方に坐ったポッカラサーティ・バラモンに、世尊は、順々の話✽1[次第説法]をされた。 すなわち、布施の話、戒の話、天の話、もろもろの欲望における危難、卑劣・汚れを、離欲における功徳を説明された。 世尊は、ポッカラサーティ・バラモンが従順な心になり、柔和な心になり、 障りの... 続きをみる
在世時のブッダ釈尊その人が一般在家に直接ご自分の教え(仏教)を説いた代表的な方法。次第説法2[次第説法 概要 その②]
↑前回の続きです。 増支部経典第五集(片山一良訳)から 「アーナンダよ、他の者に法を説くことは容易でありません。 アーナンダよ、他の者に法を説こうとするならば、内に五法を確立して、他の者に法を説くべきです。 五とは何か? ①私は順々の話をしよう〜 今回はブッダ自らが法を説くに当たって、「するべき」... 続きをみる
歴史上に存在されていたとするブッダは如何にご自分の教え(仏教)を在家一般人に教えたのか?現存最古層の経典群から探ってみる。次第説法1[次第説法 概要その①]
世の中には、様々な宗教があり、その中でも仏教にも初期から後期にかけて様々な教え、経典群が残って現存しています。 その中でも現上座仏教教団(スリランカ タイ ミャンマー等)が現在でも保持しておりますパーリ語で遺された聖典、経蔵からその教えをご紹介したいと思います。 基本的にパーリ語経典と言いましても... 続きをみる